日本音楽芸術マネジメント学会
第15回春の研究大会
3月26日(日)、武蔵野音楽大学江古田キャンパスにおいて第15回春の研究大会を開催いたします。今回は会員による研究報告12本、現場レポート2本、ラウンドテーブル1本に加えて、シンポジウム「ポストコロナの日本クラシック音楽界を考える」を行います。
来年度からの文化庁の京都移転と、新たに定められる文化芸術基本計画(第2期)は、芸術文化活動に関わる者にとっての大きな関心事項です。我が国の文化政策の最新の方向性を伺い、そこでの目標や課題意識と、芸術文化活動の現場の視点をすり合わせ、共有することで、今後よりよい芸術文化環境を醸成する契機としたいと考えています。
どうぞ奮ってご参加ください。各発表の詳細については、「第15回春の研究大会要旨集」をご覧ください。
- 参加をご希望の方は直接会場までお越しください(事前の参加申し込みは〆切りました)。
協力 武蔵野音楽大学
後援 劇場、音楽堂等連絡協議会
■プログラム
会場:武蔵野音楽大学江古田キャンパス 5階
シンポジウム《ポストコロナの日本からの発信》
ポストコロナ時代の到来が視野にはいったいま、喫緊に取り組むべきは、激変した環境に対応する新しい視座の獲得ではないでしょうか。このシンポジウムでは、文化芸術推進基本計画(第 2 期)が答申されるタイミングにあわせ、その要点を把握しながら、未来の日本のクラシック音楽界をデザインしていくための議論を行います。最初に、内閣官房文化経済戦略特別チームの表尚志内閣審議官を迎え、文化芸術推進基本計画(第 2 期)を踏まえた今後の政策についての基調講演をいただきます。そしてその内容を受け、文化政策の立案と実施に専門的知見を有する本学会理事の韮澤弘志氏が参加し、フロアの参加者も含めて質疑応答を行います。次に、文化芸術推進基本計画(第 2 期)の中期目標2にある「創造的で活力ある社会の形成」にも関わる、地域からの国際発信の好事例であり、将来へのヒントともなる報告を、日本室内楽振興財団よりいただきます。日本室内楽振興財団は、30 年にわたり「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」を開催し、室内楽という一見通好みの分野から、ロータス・カルテット、クァルテット・エクセルシオ、グラミー賞を受賞した米アタッカ・クァルテットなどのフレッシュなグループを世に出してきた民間の財団です。本拠地は大阪にあり、近年、若手プロデューサー河井拓氏がトップアーティストの発掘と地域文化振興の双方を視野に入れる新しい試みに着手しています。今回は河井氏を招き、首都圏頼り、人気部門頼り、国内志向に安住しがちな日本のクラシック音楽界の閉塞感を打開する戦略を議論します。16:00 ~ 16:10 理事長 石田 麻子あいさつ
シンポジウム《ポストコロナの日本のクラシック音楽界を考える》
モデレーター 中川 俊宏 武蔵野音楽大学教授・アートマネジメントコース長 /JaSMAM 副理事長
第 1 部 基調講演「文化芸術推進基本計画(第 2 期)を踏まえた今後の政策について」
16:10 〜 16:50 講演 表 尚志 内閣官房文化経済戦略特別チーム 内閣審議官
16:50 〜 17:10 講演に基づくディスカッション&質疑応答
表 尚志
韮澤 弘志 昭和音楽大学客員教授 /JaSMAM 理事
第 2 部 事例報告「国際コンクール運営にみる、世界と地域を視座とした文化芸術の展開」
17:10 ~ 17:30 発表 河井 拓 日本室内楽振興財団・大阪国際室内楽コンクール&フェスタ総合プロデューサー / ピアノ三重奏団 葵トリオ マネージャー
17:30 ~ 18:00 報告に基づくディスカッション&質疑応答
パネリスト(五十音順/敬称略)
参加費
当日会場にてお支払いください
会場アクセス
武蔵野音楽大学江古田キャンパス
〒176-8521 東京都練馬区羽沢1丁目13-1
西武池袋線江古田駅下車 北口より徒歩5 分
西武有楽町線新桜台駅下車 4 番出口より徒歩5 分
東京メトロ有楽町線/ 副都心線小竹向原駅下車
2 番出口より徒歩11 分
【お問い合わせ】 日本音楽芸術マネジメント学会事務局
E-mail :jimukyoku[at]jasmam.org ([at]を@に変えてください)
TEL :044-953-9858
FAX :044-953-6652