学会誌第3号

『音楽芸術マネジメント』第3号

A4判並製 209頁

2011年9月25日発行

本体3,200円+税

ISBN978-4-88065-274-0 C3070

編集 日本音楽芸術マネジメント学会編集委員会

ご購入のお問い合わせは日本音楽芸術マネジメント学会事務局まで。

目 次

巻頭言

・川村恒明/「音楽芸術マネジメント」第3号の発刊にあたって

特集1 第2回研究会より

・石田麻子/講演「日本のホールにおける芸術的リーダーシップのあり方」報告

・大島正博/実務者セッションⅠ「日本のホール運営における芸術監督制度と音楽事業」報告

特集2 第3回研究大会より

・小松弥生(文化庁文化部長)/特別講演「第三次文化芸術振興基本方針の策定に向けて」

・福田裕美/ミニ・シンポジウム「民俗芸能公演の企画制作について~現場から見た現状と課題~」報告

特集3 復興に向けて

・松本辰明(社団法人全国公立文化施設協会 常務理事/東日本大震災と公立文化施設

・北條秀衛(財団法人川崎市文化財団 理事長)/ミューザ川崎シンフォニーホールの復興に向けて~今こそ届けたい! 「音楽のまち・かわさき」~

・荻原康子(公益社団法人企業メセナ協議会 プログラム・ディレクター)/企業メセナ、GBFund(東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド)の取り組みについて

・酒井健太郎、赤木舞/仙台フィルハーモニー管弦楽団と「音楽の力による復興センター」の取り組み

・福田裕美/さくらホールだからこそできる支援活動を――北上市文化交流センターさくらホールの取り組み

研究論文

・赤木舞/オーケストラの効果的運営のあり方に関する一考察~米国におけるホール・地域との連携を中心として~

・石田麻子/作品委嘱からみた日本のオペラ制作の変容に関する一考察

・福田裕美/民俗芸能の保護をめぐる文化財政策の研究―地域社会における保護政策の運用を中心にⅡ:地域社会における民俗芸能の継承と文化財政策の有機的結合に向けて―

・佐藤良子/文化施設における人材の育成方策に関する一考察―「創造型音楽ホール」の企画制作部門を担う人材の育成を中心に

研究ノート

・山田真一/オーケストラ組織のシカゴ・モデル成立の理由

・中川俊宏/公立文化施設における指定管理者制度分離委託方式の有効性について―東京都練馬区の事例をもとに―

・梶田美香/創作のアウトリーチにおける子どもたちの変容―創造力の刺激を期待して―

・角美弥子/無形の文化財に係る有形文化財としての楽器の音を含めた保存の現状について

現場レポート

・井手詩織、福田裕美、芦川紀子/地域の文化資源を活用した企画の意義と可能性~糸島市誕生記念式典『異都(いと)ジャズフェスティバル』を事例として~

・稲田祐志/川西市「みつなかホール」をめぐる地域文化の創造活動~児童と地域音楽家の交流の場~

・長谷川慎/大学・地域連携における伝統邦楽の可能性と課題

書 評

・池田温/宇田川耕一『オーケストラ指揮者の多元的知性研究―場のリーダーシップに関するメタ・フレームワークの構築を通して』(大学教育出版、2011年1月)

・川村恒明/根木昭『〈文化とまちづくり叢書〉 文化政策学入門』(水曜社、2010年3月)

・根木昭/永島茜『現代フランスの音楽事情』(大学教育出版、2010年4月)

・赤木舞/徳永高志 『公共文化施設の歴史と展望』(晃洋書房 、2010年10月)

紹 介

・酒井健太郎/『平成22年度昭和音楽大学共同研究 指定管理者制度を導入した公立文化施設の実態調査~横浜・川崎地区を中心に』(2011年3月)

・社団法人芸能実演家団体協議会/芸団協の調査研究事業・発行資料

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