日本音楽芸術マネジメント学会 第11回夏の研究会地域が創る音楽芸術の潮流~文化の発信を支える柔軟な思考と多様なコミュニケーションを考える~
日程:2019年8月3日(土)14:00より
会場:名古屋音楽学校・ホール(アクセス案内https://www.nsmusic.jp/access/)
一昨年、「文化芸術振興基本法」が「文化芸術基本法」に改正されました。この改正は、文化芸術の振興にとどまらず、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育等幅広い関連分野との連携を視野に入れた総合的な文化政策の実現を目指すもので、文化芸術の推進に関する地方公共団体の責務も明記されました。
各地の自治体においては、この理念と責務を具現化するために懸命な努力が重ねられ、成果として蓄積されています。それぞれの取り組みは地域の事情に寄り添っており、方法・内容も多岐に渡ります。他の自治体が参考にできる優れた事例も多く、今日では自治体や地域が互いに協力し学び合いながら文化芸術の振興と活用に取り組み、それが大きなうねりになって日本の文化活動の潮流を創るようになったと言えるでしょう。
本学会初の名古屋開催となる第11回夏の研究会では、中京圏における文化芸術創造発信の事例をとりあげます。まず、国際的な取り組みとして、「あいちトリエンナーレ2019」について愛知県県民文化局文化芸術課トリエンナーレ推進室の田中泰之、東出太郎の両氏にご講演いただきます。その後、愛知県内の特色ある3つの取り組み──名古屋市の「アッセンブリッジ・ナゴヤ」、武豊町他の「知多半島春の国際音楽祭」、長久手市の「おんぱく2018」──について、実施者の立場からご紹介いただきます。いずれの事業も、自治体や自治体設置の劇場が、柔らかな発想と高いコミュニケーション力を駆使して成功に導いた事例です。後半は、それぞれの立場から事業の効果や運営の実態についてディスカッションし、地域が創る文化潮流の今後を展望する機会とします。
どうぞ奮ってご参加ください。 14:00~14:10 【理事長挨拶】 中村孝義 JaSMAM理事長、大阪音楽大学理事長・名誉教授
14:10~17:00 【基調講演】《あいちトリエンナーレ2019について》
[講師] 田中泰之 愛知県県民文化局文化部トリエンナーレ推進室 室長補佐(調整グループ)
東出太郎 愛知県県民文化局文化部トリエンナーレ推進室 室長補佐(事業第二グループ)
【パネル・ディスカッション】《愛知県内における自治体発の特色ある取り組みについて ~3つのアートイベントに基づいて~》
[登壇者] ◇アッセンブリッジ・ナゴヤ(名古屋市)
岩田彩子 アッセンブリッジ・ナゴヤ 音楽ディレクター(2017・2018・2019)
三矢知徳 名古屋市役所観光文化交流局文化振興室 企画事業係
◇知多半島春の国際音楽祭(武豊町他)
小藤省吾 知多半島春の国際音楽祭2019 運営委員会 委員長
高木正博 知多半島春の国際音楽祭2019 運営委員会 副委員長
◇おんぱく(長久手市)
生田創 長久手市文化の家 事務局長補佐兼事業係長
田邊武士 「おんぱく」ディレクター(2016・2018)・TeatroMusicale代表・ファゴット奏者・イラストレーター
宮崎刀史紀 (公財)京都市音楽芸術文化振興財団 ロームシアター京都 管理課長 [コーディネーター・モデレーター] 梶田美香 名古屋芸術大学 教授 *敬称略
17:10~17:30 【平成31年度/令和元年度 総会】 (会員のみ)
18:00~20:00 【懇親会】
会場:ウルフギャングパック 愛知芸術文化センター店 ◆会場アクセス 地下鉄「栄」駅 5番・12番出口より広小路通りを東へ、徒歩5分。 車でお越しの場合は近隣の有料駐車場をご利用ください。 ◆参加費
◆エクスカーション【あいちトリエンナーレの見学・解説】日程 2019年8月4日(日)9:50~12:00集合時間・場所 9時50分・愛知芸術文化センター地下2階アートショップ前
定員 20名(20名になりましたら申込受付を締め切らせていただきます)
◆事前申込のお願い資料や懇親会の準備の都合上、事前申込にご協力くださいますようお願いいたします。下記のフォームから、もしくは下記の必要事項を明記して電子メールかFAXでお申し込みください。 ・エクスカーションの参加/不参加 ・会員種別(下記のいずれか) (1)正会員・賛助会員・団体会員構成員(学生以外) (2)正会員・賛助会員(学生) (3)非会員(学生以外) (4)非会員(学生) ◆申し込み・問い合わせ先E-mail:jimukyoku[at]jasmam.org("[at]"を"@"に変えてお送りください)電話:044-953-9858 FAX:044-953-6652 |